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医療機器開発者とは?

病院で使われる機器を開発して製造する仕事

医療機器開発者とは、医療機器メーカーに勤めて、病院で使われる様々な機器を開発、製造するという仕事です。
病院では高度な医療を支えるために、たくさんの医療機器が使用されています。
検査用の機器だけでもかなりの種類がありますし、投薬や手術に関する機器などもたくさんのものがあります。

機器の働きによって生命が完全に支えられる、人工呼吸器などもあって、医療機器開発者の責任というのは非常に大きなものがあります。
逆に言うと、自分たちの開発した機器によって、患者さんの命が救われ健康が維持されているという思いを持てますので、とてもやりがいが強いと言えるでしょう。
手術用ロボットの開発を始めとして、年々ち密で今までできなかったような作業が機器の技術革新によって可能となっていますので、将来性があるというのも魅力です。

医療機器開発者として働くためには?

医療機器を扱って治療を行うためには、臨床工学技士という資格が必要ですが、医療機器を開発する側としては特に資格は必要ありません。
ただし、医療機器メーカーも、工学に関する高い専門知識を持っている人を雇う傾向が強いので、やはり工学系の専門課程を修了した学生を採用することが多くなっています。

ロボット工学や電子工学など、医療機器でよく用いられるジャンルの専門課程を取っていると採用にも有利に働くでしょう。
医療機器メーカーは日本国内にもたくさんありますが、この業界はかなりグローバル化が進んでいますので、外資系の企業で働くという選択肢を取ることもできます。
開発力の高いところは知名度が高く、大手企業となっているケースが多いので、もし活躍の場を広くしたいと思うのであれば、大企業と呼ばれるところを狙いたいものです。

医療機器開発者の将来性はとても高い

医療業界の中でも、医療機器メーカーはとても強い資金力を持っています。
そのため、大手の企業の社員は年収も比較的良く福利厚生を始めとする待遇も恵まれています。
恵まれた環境の中で働くことができますので、仕事と生活のメリハリをつけるのも難しくありません。

実務経験を積んで実績が評価されれば、より先進的な機器の開発にも携われるようになり、キャリアをあげていくことができます。
評価の高い技術者は、外資を含め多くの企業から求められることになりますので、将来的にキャリアアップすることで年収などをぐんと上げられるというのも一つの魅力です。

業界全体としても、技術の先進と同時にロボットや精密な機器による検査や治療を行うニーズが非常に大きくなっています。
そのため、こうした機器を開発する技術者はとても将来性のある仕事だと言えるでしょう。