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物理の学習の魅力

CF124

ノーベル賞も夢ではない

物理が嫌い、という学生が多くいるものです。
これは、計算が難しいことや日常生活の中の事象を計算で表すことへの抵抗が挙げられます。
出てくる計算内容が難しいですし、単位も複雑ですから面倒に感じてしまうことが多いのです。

学問として物理というものがありますし、ノーベル賞にも物理学賞が設けられているということは、私たちの生活の中に必要な要素であるはずです。
もちろん、人間はそれぞれの価値観がありますから好き嫌いはあって当然なものです。
ですから、毛嫌いせず物理の魅力がどのようなところであるかを知ることで、苦手意識や嫌悪感を抱いている物理に対して好意的な気持ちを持つきっかけになることもあります。

物理の学習の魅力

物理学は、自然科学の中でも最初に生まれた学問であると言われています。
そのため、化学や生物、地学の基礎となっている学問であるとも言うことができるのです。

物理というのは数学を用いて自然現象を可視化することが魅力です。
数学を用いることによって、人間が体で感覚的に感じているものを正確に表現することができるのです。
そのため、数字を見ることで、日常の現象を客観的に捉えることができますし、比較できるようにもなるのです。

また、数学では表すことができない事象については物理独特な考え方を用いて表現しています。
これは、物理学を研究してきた先人たちが様々なデータを用いて導きだしたものでありとても実用的なものとなっています。

このような先人たちの生み出したもので私たちの暮らしは成り立っています。
力学、機械工学、建築工学、土木工学、といったものがあるおかげで家も建てられますし、電気やガスといったライフラインも確保できています。

実際に全ての現象を目にしなくても、出てきた数字によって見立てができること、リスク回避ができることによって私たちの暮らしのあらゆるものが便利になってきたことも物理の魅力と言えます。
そして、このように日常の事象に絡めて考えることができるようになることで興味関心を持ちやすいですし、私たちが日々見聞きしたり感じたりしている日常の事象を可視化することができます。

POINT

このような経験をすることで、いつものものの考え方とは違う視点でものを見ることができる力を養うことができたり、別の切り口からものを考えることができるきっかけとすることができます。
物理の公式やその知識を得ることで、普段の暮らしの中で知識を活用するだけでなく物理的なものの見方をすることができるようになることが物理を学ぶ魅力と言えます。